建築家 × 建築会社 わたしたちの想い

熊倉 ナオキ
人を想う、暮らしを想う―。
たどり着いたのは、家という器ではなく
暮らしのステージをつくるということ

熊倉:この「MUSUBI」のお話をいただいて、マルニホームさんの事務所にはじめてお伺いしたとき、着工式でお揃いの法被を着たスタッフの皆さんとお客様の写真が、壁一面に飾られているのを目にしました。これって、すごくいいなって感じていたんです。笑顔溢れるたくさんの写真から、皆さんの喜びが伝わってくるようで……。本当にお客様を大切にされているのだなと、グッと心を掴まれました。

小田部:そうでしたか、それはとても光栄です。マルニホームは私で3代目。創業時は銘木店でしたが、時代とともに業態を変え、木に関わることはしっかり受け継ぎながら、現在に至ります。家づくりという仕事の魅力は、お客様との一生涯のお付き合いができることです。先代から受け継いだ技術や木に関する知識をもとに、現代の暮らしに合った、お客様のためのぬくもりあるお住まいをご提供することが、私たちの使命であり、やりがいなんです。

熊倉:私も木や自然素材が好きで、積極的に取り入れた設計をしているのですが、小田部社長が思う木の魅力とはなんでしょうか?

小田部:木には、人間の五感に響く心地よさがあることでしょうか。数値で表せるような絶対的なものではなく、感覚的な部分が強いのですが、触れたときの柔らかさ、清々しい香り、ぬくもりある質感…幼い頃から身近にあって、ずっと感じていた木のよさを、お客様にも実感していただけると嬉しいんです。

熊倉:原風景の感覚……。よく分かります。

小田部:熊倉さんの手がける木の住まいは、とてもスタイリッシュで洗練されている一方で、不思議な優しさを感じますね。

熊倉:ありがとうございます。「MUSUBI」もそうなのですが、僕の設計は「外に閉じ、内に開く」スタイルが多いんです。ただ、それは遮断するという意味ではなく、ストレスなく外とつながるための大切な要素。そのため僕は、何度も現地に足を運び、その感覚を確かめます。周辺環境はどうか、どんな景色が見えるのか、1日の太陽の動きによる日の入り方、風の流れなど、実際にその場所で、お客様の暮らしをイメージしてみる。そうすることで事前に空間の読み込みができ、実際に住みはじめたときに違和感やストレスを生まない、暮らしやすい住まいにつながると思っているんです。

小田部:お客様の声とともに、土地の声にも耳を傾けるのは大切ですよね。「MUSUBI」モデルハウスの設計にあたっても、本当に何度も足を運ばれていましたね。

熊倉:もちろん安全で快適であることは、家づくりにおいてかかせない重要なことです。「MUSUBI」も、当然そのベースは外すことなく、それだけに偏らないことを心掛けて設計しました。たとえば、窓から眺められる庭の木々や空。窓を開けると聞こえてくる小鳥のさえずりや花の香り、やわらかな風。毎日繰り返される暮らしのなかに、そんなことを感じられ、心がほっとする瞬間がある住まいがいいなって。何気ない日常の一瞬が特別になる、住む人にとって心地いい住まいを提案したいと思いました。

小田部:熊倉さんのプランを拝見して、その思いがとても伝わりました。私たちも「マルニホームらしい家」ではなく、建ててくださった「お客様らしい家」でありたいと思っています。ご家族らしさを表現できる家づくりが、マルニホームらしさなんです。

小田部 敏也熊倉:今回、マルニホームさんとご縁があって一緒につくりあげた「MUSUBI」は、そういった僕たちの大切にしている要素をたくさん盛り込み、心にも身体にも快適な住まいになりました。便利になればなるほど忘れられてしまう、感性の部分を体感していただきたいですね。

小田部:ええ、そうですね。さらに「MUSUBI」のもうひとつの魅力は、お客様に合わせた使いやすい収納計画のご提案ができるという点です。

熊倉:企画住宅なのに、住む人に合った収納が実現できる。暮らしやすさをつくるキーポイントとして、ぜひ着目してくださればと思っています。

小田部:私たちの仕事は、家という器をつくるのではなく、そこに住む人たちの暮らしのステージをつくること。お客様には、この「MUSUBI」という4つの暮らしをテーマとした、本当の意味での心地いい暮らしを送ってもらいたいです。

熊倉:外と内の世界を遮断するのではなく、その2つの世界を“結びながら閉じる”。そして、その結び目を解けば、やわらかく周辺環境に溶け込むことができる「MUSUBI」で、日常という特別な空間を多くの方に体感していただきたいですね。こういった家づくりが、これからの住まいの新しいスタンダードになっていくのではないでしょうか。

小田部:私たちが今回の出会いで固く結ばれた結び目をはじまりに、たくさんのお客様と、広く深くつながり「MUSUBI」の輪が広がることを心から楽しみにしています。

小堀 愛生
暮らしに合った収納で、快適な日々を
「 整理収納計画 」

新しい住まいを考えはじめたとき、当然、間取りやデザイン、性能に気持ちが集中しますよね。その一方で、収納はというと「多く、広く」といったリクエストばかりが目立ちます。用途や使い勝手を明確に考えずに設けた収納は、思いがけない不便な暮らしをまねくことも……。部屋が散らかる、片付けるということに、日々ストレスを感じず暮らすためには、家づくりの早い段階から、ご家庭に合った収納計画を立てることは、実はとても大切なことなのです。
収納計画のタイミングは、新築時が最大のチャンス。整理収納アドバイザーとは、お客様の暮らしの中での不具合や悩みをヒアリングし、これまでのお客様とモノとの関わり方を見直します。そして、収納の提案を通じ問題解決へと導き、快適な暮らしのお手伝いをします。夢あふれる暮らしを実現する担い手の一人として、私たちがプロの目線からお客様を全力でサポートいたしますので、安心しておまかせください。

熊倉 ナオキ熊倉 ナオキ
Naoki Kumakura / planning
熊倉建築設計事務所/ 1983 年生まれ。
足利工業大学工学部建築学科卒業後、設計事務所勤務を経て、
地元である佐野市にU ターン。
2010 年独立。2012 年より足利工業大学建築学科非常勤講師としても活躍。
個人宅から店舗まで幅広く設計を手掛け、これまでに数々の建築賞を受賞。

小田部 敏也小田部 敏也
Toshiya Otabe / constraction
マルニホーム代表/ 1970 年生まれ。一級建築士、宅地建物取引士。
住む人のライフスタイルを重視した
「家族温・自然温・素材温」の3つの温かさをもつ住まいを提案。
家づくりからはじまる一生涯のお付き合いを大切に、
お客様に寄り添った家づくりを心がける。

小堀 愛生小堀 愛生
Megumi Kobori / Organize storage plan
整理収納アドバイザー1 級、整理収納コンサルタント、
親・子の片づけマスターインストラクターなど整理収納面のほか
建築士、インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリストとしても活躍。
フルタイムで働く3 児の母ならではの経験から
快適な暮らしづくりをサポート。

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